めっきの見積もりは、めっきの種類、素材、めっき厚さ、仕上げ程度、数量、製品形状の6点が基本となります。
従って品質に優れためっきを、適切なコストで発注するには、これら基礎となる情報をできるだけはっきりと示し、事前に十分検討することが大切です。
何のためにめっきを施すのか。どのような製品に付与したいのか。
どのようなめっきを選ぶか。そのめっきで目的が果たせるか。より適切な方法はないか。
発注量は何個(何Kg)か。ロット数は。納期は。
何μm指定か。製品の仕上げ寸法は?バラツキの許容度は?測定箇所は?
表面状態は光沢か半光沢か。それともつや消しか特殊な仕上げか。
材質は何か。めっきに悪影響を及ぼす特殊な成分を多量に含有していないか。
焼入れや焼きもどしなどの熱加工は施されているか。機械加工に使用した油の種類は。加工欠陥はないか。
治具取り付けを考慮した形状となっているか。
エアー抜き、液抜きの穴はあるか。角部や凹部にRがついているか。
液がしみ込む構造になっていないか。
● めっき加工の見積もりにあたりましては、上記項目の事前確認、また各めっき事業所HP等の情報を事前にご確認くださいますよう、ご協力をお願い致します。
● 併せて、下請取引のル−ルに従い、適正な価格にてスムーズなお取引にご協力くださいますようお願い致します。
「下請取引の適正化について」もご覧下さい。