組合員企業の皆様へ (2016.10.25 追加)
現在厚労省より、めっき業に特化したリスクアセスメント支援ツール(
こちら)が提供されていますが、
この支援ツールをPCベースで更に効率的に作業ができるようにした「簡易ツール(EXCELファイル)」を配布いたします。
簡易ツールを活用することで、より実際の作業環境に即した形で、リスクアセスメントをスピーディに実施することが可能です。
■リスクアセスメント簡易ツール:
ダウンロード[zipファイル]
--------- 以下ご注意下さい ---------
(1) zipファイルに
パスワードをかけています。パスワードは機関誌「2016年11月号」をご覧になるか、組合事務局または全鍍連事務局までご照会下さい。(ZIPファイルが開けない場合は
こちら)
(2) 簡易ツールは特殊プログラムが内臓されたEXCELファイルです。
EXCELは「2007」以降のバージョンをお使い下さいますようお願い致します。(バージョンが古いEXCELの場合、誤作動を起こす場合があります)
■厚労省関連リンク
労働安全衛生法の改正にともない、平成28年6月1日より業種・規模にかかわらず、対象化学物質を取り扱うすべての事業者にリスクアセスメント実施が義務付けられました。
全鍍連では、電気めっき業に関わりの深い対象化学物質(68物質)について、厚労省提供ツール
コントロールバンディングにより一括してリスクアセスメント結果レポートを作成し、CDROMにてデータファイルを組合員事業所の皆様へお送りしました。
各組合員事業所様におかれましては、各支援ツールの活用を検討され、各社適宜ご対応下さいますようお願い致します。
■リスクアセスメントとは・・・
リスクアセスメントとは、危険性(=リスク)を見積もる(=アセスメント)という意味です。
すなわち、作業場にある危険性や有害性の特定を行い、そのリスクを見積ること。
そしてそのリスク対し低減措置を検討し、その結果を作業者等に周知・記録すること。
これら一連のステップ作業を指します。
自分の現場で扱っている物質がどのような危険有害性があるのか、みんなの健康を損ねるようなリスクがどこにあるのか、
そのリスクを減らすにはどうしたらよいかを考えて、実行に移していただければと思います。
■コントロールバンディングとは…
実際のリスクの見積りにおいては、本来作業環境濃度を測定することが望ましい方法ですが、小規模事
業所等の皆様におかれましては、費用面、作業面において困難なケースが想像されます。
そこで全鍍連では、比較的簡易なリスクアセスメントが可能である「コントロールバンディング」の使用を
推奨いたします。
コントロールバンディングとは、
容器のラベルやSDS(安全データシート)から、@化学物質の有害性、A物理的形態(揮発性/飛散性)、B取扱量の情報を入力することで、リスクレベルを4段階に分け、レベルに応じた管理対策シートを入手することが出来る、厚生労働省の提供の簡易的リスクアセスメント支援ツールです。
なお全鍍連が提供したCDROMでは、電気めっき業に関わりの深い対象化学物質(68物質)について、コントロールバンディングツールを用いて得られたリスクアセスメント結果レポート及び対策シートが格納されており、専用EXCELファイルから適宜確認が可能です。
■厚生労働省 業種別支援ツール
■危険性・有害性の着眼点
槽の洗浄など、非定常作業時に事故が起こりがちです!
● 酸洗作業中、保護面を着用していない ⇒ 酸が飛散して目に入る危険性はありませんか!
● 薬品の混合作業中、換気をしていない ⇒ 有毒ガスを吸引する危険性はありませんか!
● めっきタンクの清掃中、タンク内に入って酸欠やガス中毒になる危険性はありませんか!
作業者に対し安全衛生教育を行い、保護具を適正に使用するよう心掛けましょう。
■リンク
薬剤メーカー企業様へ(SDS交付徹底のお願い)
労働安全衛生法では、危険有害な化学物質等を取り扱う事業場の労働災害防止のためのシステムとして、
当該製品を譲渡・提供する際、安全データシート(SDS)の交付が義務付けられています。
SDSは労働安全上不可欠なのはもちろんのこと、化学物質リスクアセスメントを行う上でも根幹となるデータです。
薬剤メーカー企業様におかれましては、各めっき事業所様へ納入されます際は、必ずSDSを交付下さり、
係る物質の有害性・危険性を適宜お伝えいただきますよう、お願い致します。