みなさん、こんにちは。このたび、令和6年10月4日に開催された創立総会において、初代会長に選出されました寺内亮一です。皆様のご信任に深く感謝するとともに、その責任の重さを痛感しております。
全鍍連青年部会の活動目的は、「めっき業界に携わる次世代を担う者として、共に未来を考え、交流し、意見交換を行うこと」です。全国各地の皆様とともに、めっき業界の未来を築いていくことを、大変光栄に思います。本会の創立に至る道のりは、決して平坦ではありませんでした。議論は10年以上も前から始まり、平成25年3月に愛知で開催された「未来を担う若手の集い」が最初の活動です。翌年以降も神奈川、大阪で開催され、多くの方々に集まっていただき、よりよい形を模索し続けてきました。平成28年には東日本大震災からの復興を願い、仙台で開催され、その後は福岡、東京、愛媛と開催を重ねる中で、全鍍連総務委員会主催の全国青年部会長会議と同時開催されるようになりました。しかし、その時点での「未来を担う若手の集い」は、まだ全鍍連の正式な
事業ではなく、あくまでも有志の集まりに過ぎませんでした。令和2年に長野での開催後、日本だけでなく世界がコロナ禍に見舞われ、2年間にわたり集まることができない状態が続きました。しかし、この制約を打破するきっかけになったのが、令和4年2月に開催された京都での集いでした。直接顔を合わせて話すことの大切さ、リアルな交流がもたらす安心感を改めて実感した場でもありました。この経験から、「この集いをなくしてはならない」「正式な形にすべきだ」という機運が高まりました。そして、令和5年に埼玉で有志の若手と全鍍連総務委員会の方々が集い、改めて交流の重要性を確認しあったことで、ついに全鍍連青年部会の発足へと動きだしました。私自身、これまでの「未来を担う若手の集い」全10回に参加し、多くの人脈を築く中で、全鍍
連事業の重要性を実感してきました。しかし、その意義が各単組の会員には十分に伝わっていない現実もあります。そこで、青年部会の活動目的には「全鍍連事業への理解を深めること」も掲げています。ぜひ皆様には、青年部会の活動を通じて、知見と人脈を広げていただき、それを社業の発展に活かしていただければと願っております。その積み重ねが、めっき業界全体の発展につながると確信しています。最後になりますが、皆様とともにこの青年部会をより良いものにしていくため、どうかご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
全国鍍金工業組合連合会 青年部会
会 長 寺内 亮一