1.基本データ
理事長 | 宍戸 隆司 |
事業所数 | 45社 (令和6年4月1日現在) |
公式website | 東北・北海道表面処理工業組合ホームページ |
住所 | 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡3-11-5
コーポラス島田A-106 |
電話 | 022-792-2332 |
FAX | 022-792-2333 |
青年部組織 | あり(北青会) |
2.沿革
東北表面処理工業組合は、山形、宮城、福島の東北地区3県のめっき組合を統合し、さらに岩手、青森等の各県が参加し、設立された地域組合である。統一される以前は、山形、宮城、福島3県のそれぞれのめっき組合が設立された。次に、北海道めっき工業組合と統合し、現在に至る。
山形県メッキ工業組合
山形県は、昭和39年2月に山形県メッキ工業振興会を設立、その後、昭和48年2月に山形県メッキ工業組合に改組した。同組合は業界企業の危機打開策の一環として傘下企業の技術の向上、品質管理技術の確立と高付加価値生産体制の確立等を目指し、人材育成事業に取り組むこととし、県外から技術コンサルタントら専門講師を招き、組合独自に「めっき学校」を開講した。この事業は、東北表面処理工業組合設立後、東北地区「めっき講座」として引き継がれ、多くの技術士が育成された。
宮城県めっき工業組合
宮城県は、昭和31年、親睦団体として宮城県めっき組合が設立され、昭和38年、一部塗装業を兼業していた業者も加入していたことから宮城県鍍金塗装組合に改称された後、昭和47年3月、宮城県めっき工業組合に改組した。
福島県鍍金工業組合
福島県は、水質、大気、騒音等の公害対応が求められ、情報の収集やめっき技術及び公害防止技術の向上等を図るため、昭和42年4月に福島県鍍金工業協会が設立された。その後、昭和48年1月、福島県鍍金工業組合に改組した。また、昭和54年4月、福島組合の下部組織として「福島県表面処理技術研究会」が発足、設立された。同研究会は、会員相互の交流を通じて福島県表面処理業界の発展と技術の向上を図ることを目的とし、会員相互の情報交換および例会の開催、技術、技能の向上のための講習会および研修会を開催した。
東北表面処理工業組合の設立へ
東北地区には家電、電子機器、音響、通信機器等のメーカーの進出が活発化し、昭和60年代より、それらメーカーの東北地区への進出に伴い関連の表面処理企業の進出も目立つようになってきた。そうした東北地区の表面処理関連市場の変化に伴い、平成7年頃より、組合未組織県の秋田、岩手、青森の各地区の同業者を含めた業界組織の再編成に関する動きが表面化し、3組合は発展的解消を決議し、平成9年4月、山形・宮城・福島の3組合が大同合流して東北表面処理工業組合が設立され、平成19年5月、創立10周年記念式典を開催するとともに、10周年記念誌を発刊した。このように、会員相互の協力態勢を充実し、環境保全対策および人材育成に具体的な活動を実施している。
東北・北海道表面処理工業組合の設立へ
平成22年度、北海道めっき工業組合と東北表面処理工業組合が統合した。その背景には、北海道めっき工業組合が加入しているめっき事業者の減少に伴い、今後、北海道組合単独による維持が困難になることが予想されること、及び東北組合が実施している様々な事業に対し、北海道のめっき事業者が参画することで、北海道と東北6県の団結が高まり、さらに、より一層の環境保全の意識強化並びに経営強化が図れることを目的としている。
3.組織概要
○役員数:理事長1名 副理事長3名 専務理事1名 理事12名 監事3名 合計20名
○事 業:
@土壌汚染対策法の施行について対策指導
Aめっき技術勉強会の開催
Bほう素、ふっ素、窒素、亜鉛等の排水濃度集計調査
C技術開発と環境保全への取り組み
D優良企業工場見学の実施
E全国めっき技術コンクールへの協力と参加
FTSTIAニュースの充実
○青年部:北青会 (会員数31社)