1.基本データ
理事長 | 山ア 慎介 |
事業所数 | 51社 (令和6年4月1日現在) |
公式website | 神奈川県メッキ工業組合ホームページ |
住所 | 〒231-0015 神奈川県横浜市中区尾上町5-80番地
神奈川中小企業センター11階 |
電話 | 045-633-5173 |
FAX | 045-650-7333 |
青年部組織 | 有り |
2.沿革
めっき同業者による組合は、明治22年に組織された東京鍍金組合が最初であるといわれる。同組合は明治32年に組織を改め、東京鍍金同業組合となった。神奈川県のめっき企業は、東京鍍金組合に加盟し、戦前は神奈川支部、横浜中央支部等となっていた。昭和25年に神奈川県鍍金工業協同組合が設立(昭和51年解散)され、その後、神奈川県工業試験所内に「神奈川県めっき研究会」が設置された。昭和30年代後半になると、国の中小企業対策が本格化されることから、工業組合化設立の動きが高まり、県等の要請により、昭和38年10月に神奈川県めっき業界の組織化のための打ち合わせが行われ、翌39年6月、県内のめっき事業者を一本化した神奈川県メッキ工業組合が創立され、同年12月、法人化された。設立当初は5部会を設置し、10支部に分け、その後、部会は委員会制度に改めて、現在支部は5支部に編成されている。
3.主な事業
神奈川県職業能力開発協会から委託された国家検定制度に基づく技能検定(電気めっき作業)の実技試験の実施により、技能士資格の取得活動を推進しており、技術者のものづくり技術、技能の向上を図っている。
また、昭和47年5月には、シアン廃液の共同処理(委託)を行うなどの公害対策に取り組んできた。なおシアン廃液の共同処理は、現在の東京都鍍金公害防止協同組合に移行するまで、約15年続いた。
昭和45年9月「かながわメッキ広報」を創刊し、関係法規の通達、業界情報の伝達に傾注するとともに、平成19年7月1日号から「KANAGAWAめっき広報」に名称変更するとともに一部カラー印刷とするなど誌面を刷新した。
その他、めっき基礎読本の発刊並びに教育用ビデオを制作する等の教育事業を推進した。さらには、韓国・中国等の研修生を受け入れるなど活動は多岐にわたり、近年では、組合員企業が合同でISOの認証取得を実現したほか、環境に配慮しためっき液の添加剤「フェロマスクK」を開発し、特許を取得した実績もある。
さらに近年は、BCPに挑戦し、平成23年3月11に発生した東日本大震災を遡ること約3年前には、有事の際に組合員間で相互支援や代替生産が出来る仕組みを構築した。 その1年後、今度は県域を越えて、新潟県鍍金工業組合とも相互支援体制を締結した。これらは、業界としては初めての試みで、各方面から脚光を浴びた。
そして、これをベースに令和2年には、関東経済産業局のご指導を賜りながら「連携事業継続力強化計画」に係る認定について年初から挑戦し、参加した神奈川県メッキ工業組合16社、新潟県鍍金工業組合10社の合計26社の努力が結実し、7月14日待望の「認定書」を手にすることができた。
以上のような数々の実績を礎に、当組合は、これからもスキルアップを図り、業界のために寄与することを目指す。
4.組織概要
○役員数:理事長1名 副理事長3名 専務理事1名 常任理事1名 理事10名
監事3名 合計19名
○事 業:
@めっき技術講習会並びに電気めっき基礎講習会の開催
A電気めっき技能検定実技試験の受諾・実施
B組合員のエコアクション21、ISO14001認証取得に向けた支援活動の推進
C組合広報誌「KANAGAWAめっき広報」の発行
D公害防止・工場環境保全事業の推進
1)産業廃棄物処分の指導並びに仲介
2)めっき汚泥・排水分析の仲介
E中小企業倒産防止ほか、各種保険のとりまとめ
F各種助成金制度の活用推進
G3価クロメートに関する情報交換会の開催とノウハウの蓄積
○青年部:会員数28社