よいめっきって何でしょう?
さびなどの耐食性が良いこと、めっきの膜厚が一定であること、密着していることなど。
そこでそれらをどうやって評価するのか?代表的な試験方法は次の通りです。
■耐食性試験
塩水噴霧試験 : 製品を一定条件の食塩水噴霧中において、腐食状態を調べます。
8時間、16時間、24時間、48時間、72時間、96時間などで24時間連続噴霧で1サイクルとすることもあります。
耐食性を評価するのにポピュラーな試験方法です。
そのほかにキャス試験、コロードコート試験、亜硫酸ガス試験などがあります。
■めっき厚さ試験
・電解法
めっき皮膜を陽極として電解液中で電解を行い、電解に要した電気量と時間と溶融金属量から膜厚を測定できる方法。
・蛍光X線法
製品にX線を照射して放射される蛍光X線の強度を測定してめっき厚さを求める方法等があります。
■密着性試験
曲げ試験:試験片を規定の角度になるまで曲げ、ワン曲部の剥離状態やヒビ割れなどを調べる方法があります。
■硬さ試験
めっき皮膜のかたさを定量的に測定するにはマイクロビッカース、かたさ計が利用されています。